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採用コラム

高卒採用の高校訪問って何?高校訪問のメリット・デメリット



高卒の採用活動において高校訪問は実施しているが、そもそも高校訪問についてあまり詳しくない企業も多いかと思います。

今回は高校訪問に関してや、高校訪問の目的、高校訪問のメリット・デメリット、高校訪問の具体的な行い方について紹介します。

 

目次

1.高校訪問とは
2.高校訪問の目的
3.高校訪問を行う2つのメリット
4.高校訪問を行う2つのデメリット
5.高校訪問の具体的な行い方  
6.  まとめ 

1.高校訪問とは

高校訪問とは、自社の魅力や特徴を伝えるために、実際に高校に訪問する活動の事です。高校生の就職活動は 、大きく分けて【学校斡旋】と【自己開拓】の2通りに分かれます。

実態として、ほとんどの生徒が【学校斡旋】の制度を活用するので、高校生に情報を届けるためには、会社の魅力と求人内容を「先生」にアピールして目に止めてもらい、生徒に勧めてもらうのが必要です。

また、応募職場見学や面接日の設定、合否連絡等もすべて先生を介して進めることになるので、「学校の先生との関係性を築けているかどうか」が高校訪問において非常に重要な鍵を握ります。

 

2.高校訪問の目的

高校訪問の目的として、高校の先生との関係性作りという事が挙げられます。高校の先生との関係性をしっかり構築する事が出来れば、毎年学校から定期的に紹介していただく事が出来ます。

定期的に紹介して頂ければ後はその学校に真摯に向き合って採用するなり、また、仮に採用をストップしたとしても、しっかりと事情を説明すれば、来年度以降紹介してくださるといった事もあります。つまり、しっかりと高校訪問を通して、自社の魅力や特徴を伝え、学校の先生との関係性を構築することが重要です。

では、高校訪問を実施する事は、企業にとってどの様なメリット・デメリットがあるのでしょうか。また、どの様な高校訪問を実施したらよろしいのでしょうか。

 

3.高校訪問を行う2つのメリット

高校訪問を行うメリットとして、正しい自社情報の提供、先生との密な関係性の構築、という2点が挙げられます。それぞれの詳細について以下に記載していきます。
 

①正しい自社情報の提供

会社の理念やビジョン・どの様な事業を行っている会社なのか・同業他社と比べて自社の強みなどについて、じっくり時間をかけて先生に伝える事が可能です。

また、社内イベントやオフィス・工場の様子を写真や動画で伝える事により、より自社の魅力を先生に理解してもらう事が可能です。

正しい情報をしっかりと伝えることができれば、自社に合わない学生を紹介されるといったリスクを抑えることができるでしょう。

 

 

②先生との密な関係性の構築

訪問する高校における3年生がどんな職種に興味を持っているかについてのヒアリングだけでなく、訪問する高校の事前調査や先生自身についての質問や、会社や業界の将来性・地域経済に関しての情報を伝える事により、先生との密な関係性を構築する事が出来ます。

高校生の就職先は、高校生自身が選ぶこともありますが、先生から学生に企業を紹介するパターンも多いです。先生と友好な関係性を構築することができれば、自然と学生に紹介してもらえる企業として優先度が上がっていく可能性もあります。高卒採用において、先生との関係性構築は必須といえるでしょう。

4.高校訪問を行う2つのデメリット

高校訪問を行うデメリットとして、細かなスケジュール管理、人気高校の訪問難易度の上昇という2点が挙げられます。それぞれの詳細について以下に記載していきます。

 

①細かなスケジュール管理

事前にアポイントを取って高校訪問をしていくという事になりますので、細かいスケジュール設定が必要となります。細かいスケジュール管理を行い、限られた時間の中で、たくさんの高校を効率的に訪問する必要があります。

日々の採用活動で忙しい採用担当者の方にとってはスケジュール管理の必要性、訪問の時間を作ることはデメリットになるかもしれません。

また、採用担当を兼任でされている方にとっては、より大きな負担となるでしょう。

 

②人気高校の訪問難易度の上昇

人気の高校に関しては、訪問した際にあまり話を聞いてくれない事があります。理由としては、人気高校には様々な企業からよく高校訪問が行われており、関係性を構築しているという場合があるからです。愚直に訪問をし続けて、興味をもってもらい、先生から信頼を獲得する必要があります。

5.高校訪問の具体的な行い方

では、具体的にどのようなタイミングでどの様に高校訪問を行えばよいのでしょうか?

①スケジュール

高校訪問は、求人票公開前の7月1日前と、求人票公開後の7月1日後の2回に分けて訪問する必要があります。2回訪問する理由として、学校との先生との関係性を構築するためには一回の訪問だけでは十分な時間が足りないという事が要因として挙げられます。

 

7月1日前の高校訪問に関しては、昨年の採用の結果や、今年の高校生就職者の人数・希望業界・希望職種など、そういった就職状況に関する全般的な情報収集が必要です。また、高校の先生に、各会社に関する情報や業界の将来性や、地域経済に関して伝える事も重要です。理由としては、学校の先生は、会社や業界の将来性、地域経済に関しての情報を保護者の方から求められる事が多いためです。民間企業の勤務経験の無い学校の先生にとって、それらの情報は必要ですので、しっかり情報を伝えて関係性を構築していく必要があります。


2回目の7月1日以降の訪問に関しては、会社概要、事業内容、募集職種や教育体制や福利厚生など学生が企業を選ぶ際に必要となる情報をお伝えして、自社の印象付けを行います。また、応募前職場見学の案内チラシを作成し、応募前職場見学に誘導することも重要です。自社を学生に紹介してもらえるように、2回の訪問を通して、先生に魅力付けする事が重要です。

 

②ターゲット
次に、どの様に高校訪問を行えば良いのかという事について述べていきます。前提として、一定の母数訪問しないと中々高校とのパイプ作りが出来ないという状況があります。だから、10校、20校は訪問する必要があります。

どのように訪問する高校を決定してくのかに関してですが、物理的な距離が近い高校かどうか・既存社員の出身高校かどうか・就職率が高い普通科高校かどうかの3点が挙げられます。一点目の物理的な距離が近い高校かどうかに関しては、高校生は就職先を選ぶときに「自宅からの距離」重要な評価点となるからです。二点目の既存社員の出身高校かどうかに関しては、OBOGが活躍していた場合、就職課からの印象が良く、学校との関係性を構築しやすいためです。三点目の就職率が高い普通科高校かどうかに関しては、普通科高校は商業・工業高校に比べて競合が少なく、採用実績がなくても採用出来る可能性が高いためです。

また、よくある間違った例として、会社から30分圏内の高校を訪問しているというのがあげられます。それは学校と会社の距離であって、高校生と自宅の距離ではないので、学校と会社との距離にとらわれず、上記3点を軸に10高、20高訪問して頂ければと思います。

6.まとめ

高校訪問を実施することのメリットやデメリット、どのような高校訪問を実施すれば良いのかという事について紹介させていただきました。

 

冒頭にも記載しましたが、高卒採用においてアプロチを行う対象は高校の先生であるケースがほとんどです。就職する予定の高校生がいるであろう高校を見極めたうえで、どこの高校に、いつ、だれが訪問するのか?先生にいかにして、自社の事を知ってもらい、印象に残してもらうか?どれも高卒採用においては非常に重要なことです。
今回ご紹介した高校訪問の考え方を、ぜひ高校訪問の第一歩にお役立てください。

 

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